風の停留所

母の看取りをきっかけに意識や生と死について探究しています。内側に湧いたものを表現する練習中です。

おまけ

毎日職場で散歩をしている。 利用者さんの健康のために30分くらい近くをぐるーっと歩いて回る。 利用者さんのためと言いつつ、同行する自分の健康にもちゃっかり助かっている。 外を歩いていると、季節の変わり目とか、毎日の天候の変化が細かく感じられるか…

慣れる能力

にんげんは慣れる生き物だ。 3年前、東京マラソンに出た。 友人が「ずっと8年ぐらい応募してるんだけど当たったことないんだ。とりあえず応募だけしちゃおう!」と誘われたので、複数の友人で応募をした。 そして当選したのが、わたしと誘った友人Aさんだっ…

誰かを引きずり落としたくて、その言葉を使っていないだろうか

短い動画を見た。 原発事故から避難した人たちと被災した人たちが1本の道路を挟んで総合団地で生活してきて、 お互いに誤解や偏見があったけれど、対話を始めていったというドキュメンタリー。 原発事故からの避難をしたひとにはそのひとたちの苦しみがあっ…

できたこと、できること

実家に行ったら、アサリとシジミがあった。 チチがドライブしたお土産にアサリ、祖母がスーパーでシジミをそれぞれ買ってきたようだ。お互いに出かけたことを知らずに、同じ貝類を買ってくるこの確率。 お互い嫌い合っているとは思えない。 やっぱり前世が双…

太陽のボブ

ふと思い出して動画を検索してみたらあった。 昔放送していた、「ボブの絵画教室」 www.youtube.com こどものころ、ほとんどテレビはアニメしか見ていなかったけど、この番組はなんだか好きだった。 油絵が何たるかは全く知らないぐらいの年齢だったけれど、…

太陽のボブ

ふと思い出して動画を検索してみたらあった。 昔放送していた、「ボブの絵画教室」 www.youtube.com こどものころ、ほとんどテレビはアニメしか見ていなかったけど、この番組はなんだか好きだった。 油絵が何たるかは全く知らないぐらいの年齢だったけれど、…

決める練習

わたしたちは日々決断を迫られている。 何時に起きる どこへ行く 何を食べる 何をする 何をしない 何を得る 何を手放す 時に意識しながら、時に無意識の中でいろんなものから一つを選ぶ。 今日履く靴下から、食べるお昼ご飯、連絡する相手も、伝える言葉も。…

thinking

フランスの哲学者サルトルの名言に、 ”My thought is me: that's why I cannot stop thinking. I exist because I cannot keep from thinking." (思考こそ私である。なので思考することを止めることはできない。思考することから逃れられないゆえに、わたし…

その不器用さが愛おしい

自分のことを不器用だな、と想いますか? わたしはしょっちゅう想います。あー、やっちまった。うげ、これ忘れてた。あぁ、また人を傷つけちゃった。なんでダメだとわかっててそれやった?などなど、日々落ち込みのオンパレードです。忘れっぽいし、注意力も…

Failing forward

Failing forward-前向きな失敗。 留学先でのインターン中に、アドバイザーからもらった言葉。緊張やらネガティブ思考やらでぐじぐじと落ち込んでいたわたしに、アドバイザーが付箋に書いて机に貼ってくれていた。 前向きな失敗。 そう、失敗することだって前…

存在がない時に「ある」

V.E.フランクルの「夜と霧」を完読した。図書館でもずっと貸し出し中だった本だった。何度かお話した方が、とにかく一度は読め人類、みたいなことを言っていた本をやっと手に取った。 去年からインプット欲が急上し、むさぼるように読んでいる。特に退職して…

期待してんなよ

姉が生理痛でダウンしていた。 女性に生まれると、生理が定期的に合って、それは10代から40,50代近くまであって、しかも周期の前後にはPMSなんぞもあって、もう一生の間で生理の期間はどれくらいなんだよ?と調べたくなるほど、女性の頭の片隅にはいつも「…

余白

「ほんとに毎日、コロナコロナばっかだねぇ」 夕飯を食べながら祖母がつぶやく。 帰宅後ニュースを見そびれていたわたしに、今日は感染者数が○○人だった、と報告してくれている。 話の最後には、「もう、いつ終わるんだろねぇ」と必ず行って、そして自室へと…

NOと口に出す

今日、政治家の発言が物議を醸している。 当人の発言や謝罪については、正直に思っていたからこそ、思わず出てきた発言なんだろうなぁ・・・残念だなぁと想ったり。 それよりも、周りの人は違うと思ったことを口に出すことができなかったんだなぁ、と想うと…

しらない

コロナで見えてきたもの。 わたしたちは何も知らないのだ、ということ。 それぞれの専門の方々が英知を絞り対応策を検討している。 それでも先行きが見えない中で、不安な日々をどれだけのひとがおくっていることだろうか。 「こうすればしあわせになれる」 …

金太郎のような自分

いつか見る景色を想像しながら、 今はただ歩いている。金太郎飴のように、いつを切り取っても、出てくるのはわたしだ。 焦ってても、笑ってても、だらけてても。すきでも嫌いな自分でも構わない。 それも含めて自分なのだから。どこまでも、このいのちが続く…

まいにちを乗り越えて

なんだかんだ、去年の11月から毎日ブログを書き続けている。 2月に入り、丸3ヶ月が経った。 それまで3日坊主だったので、記録大更新だ。 3ヶ月経って、どう変わったかというと、んんー変化しているようなしていないような・・・何を書こうかうなる時間が減っ…

ハハの部屋を整理する。 亡くなる前に借りていたアパートの一室。 ずっと使っていなかったけれど、触ることがみんなできなかった部屋をようやく片付けた。ずいぶんと時間がかかったけれど、わたしたちには必要な時間だったのだと思う。 決断ができたこと、わ…

点の考察

点描が好き。 点と点が集まって全体が生まれるという不思議な感覚。 個と世界にも通じるなーと思う。 一見まとまりがないように見えても離れてみると新しいものがみえたり、バラバラのように見えて実はまとまっていたり。 ずっとおろおろと落ち込んでいるも…

わたしが視る世界は

いつからか、写真を撮ることが当たり前になった。 初めてデジカメを買った時、嬉しくてなんでも身近なものを撮りまくっていた。 人も花も空も、撮れば撮るだけこころが踊る。 景色はひとつでも、どう切り取るかはひとそれぞれで、無限に変化する。 一眼を抱…

認めたかった罪悪感

家族のことを綴ったからか、久々にハハの夢を見た。 momonootayori.hatenablog.com 最期の方だったように思う。健康な状態ではなかったようだ。ハハがしゃべってくるというより、自分がただハハの目の前で泣いている、そんな映像だった。 夢の中でこれは夢だ…

光があるから 影がある 影があるから 光に気づく世界はすべて在るだけで それだけで意味となる

他人のように

今日はかずのこのクリームチーズ和えを作ってみた。 うっしっし。料理がうまくいくとにやけてしまう。苦手だと思ってきたものも続けていくと少しずつできることができてくる。 自分の中身を強くする、ということでなるべく栄養が取れるように作ってみたいと…

何を恐れているのか

”We have to fear is fear itself”ーFranklin D.Roosevelt わたしたちが恐れなければいけないのは恐れそのもの。 毎日まいにち、見えないものから身を守り、見えないものを恐れ、行動を制限をかけ、そんな生活を世界中のひとたちが続けている。 マスメディア…

きみは不器用ななかま

昔からずっと気になっている人がいる。 バイキンマンだ。 バイキンマンといえば、言わずと知れた、日本中の人が一度は目にしたことがあるであろう、国民的アニメ。幼少期にアンパンマンかドラえもんを通過したこどもも多いと思う。わたしの家でも積極的に見…

泣けてもいい

今日は親戚の法事があった。コロナのこともあり、行くことはやめたのだが、お供え物を持っていきたいと祖母が言うので運転手役。結局行くんなら法事にでればいいのでは、と言ったが聞く耳持たず。 法事は曾祖母の27回忌だった。曾祖母の記憶はあまりなく、お…

2021年の野望

2021年も22日も過ぎている。早い! あと何回、1月22日を体験できるのだろう? 2021年の1月22日はこれで終わる。 数字はただの記号と言えばそうなんだろうけれど、時間は有限だから、その時その時を味わっていたいなぁ。 2021年は、少し顔をあげていきていき…

整えるには

久しぶりにみかん瞑想をやってみた。 みかん瞑想とは、その名の通り、果物のみかんを使った瞑想法。誰に教えてもらったかはすっかり忘れてしまったけれど、初めてやった時にとても感動したのを憶えている。 やり方はどくシンプルで、 みかんを一房、口に入れ…

SNSでふと見つけた漫画 twicomi.com とても長く、最後まで読むのにとても時間がかかった。 読んでいてちょっと苦しくなって、こころがヒリヒリした。 けれど、 読めてよかった。 鬱の診断は受けたことがないけれど、 このストーリーで触れられている感覚に出…

いまのわたしは何色?

夕飯が美味しく作れた時はなんだかちょっぴり上機嫌。 カブと鶏肉のクリームシチュー、カブは溶けて鍋をかき混ぜても見つからなかったが、お腹は暖かく満たされたーはなまる! ✳︎ 高校の頃、担任はオーラの色が見えると評判の先生だった。休み時間に生徒たち…