できたこと、できること
実家に行ったら、アサリとシジミがあった。
チチがドライブしたお土産にアサリ、祖母がスーパーでシジミをそれぞれ買ってきたようだ。お互いに出かけたことを知らずに、同じ貝類を買ってくるこの確率。
お互い嫌い合っているとは思えない。
やっぱり前世が双子だった説は濃厚だ。
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ひさびさに大きな地震があったよう。
私の住む地域は揺れは小さかったけれど、みなさんの住んでいるところは大丈夫でしたか?
3月11日も近づいてきましたが、10年って長かったのかあっという間だったのか、言い切れない難しさがあります。
震災後の2012年1月に気仙沼の復興支援に参加しました。
9ヶ月経っていたけれど、実際に周ってみると、倒壊した建物や崩れた道路がたくさんあって言葉がでてこなかった。
2週間で何ができたという感覚は全く、ただただ現実としてそこに起きたことを知ることしかできなかった。
「また東北へ来て。遊びに。それが一番ありがたい。」現地でコーディネーターしてたおじさんが言っていた。
ごめんね、おじさん。あれ以来なかなか行けていない。
建物や街は少しずつ形を変えていく。
ではひとのこころはどうなんだろう
震災当時は留学先の春休みだった。
寮のテレビで津波の映像が繰り返し流れていた。
旅行の予定だったけれど何を見ても映像が頭に流れてきて何一つ楽しめずに心がずっしりとしたまま過ごしていた。
実際に体験していないわたしでも心が折れていた。
実際に揺れを体験した人はどれほどの恐怖であっただろう
想像しようとしてもできないのだろう
哀しみはいつか薄れていくのだろうか
淋しさやくやしさは生きていくことで乗り越えたと言えるのか
がんばれ、なんて言えないよな
絆がどうとか、おこがましいな
無力なわたしは今日あたたかくして眠れているひとがひとりでも多いことを願う