■
SNSでふと見つけた漫画
とても長く、最後まで読むのにとても時間がかかった。
読んでいてちょっと苦しくなって、こころがヒリヒリした。
けれど、
読めてよかった。
鬱の診断は受けたことがないけれど、
このストーリーで触れられている感覚に出逢ったことがある。
あと、一番最後に触れていることは、病気に関わらずどのひとにもきっといえることなんやと想う。
S:鬱がものすごく酷くて全然眠れてなくて
先生:ようやく鬱が話を聴いてくれると思って暴れてるんでしょうね
みなさんよくあることなので大丈夫ですよ
S:鬱が話を聴いてくれると思って暴れている・・・?
そうなの?
鬱って言いたいことがあるの?
S:(鬱の影に向かって)お前って言いたいことってあるの?
驚いた影はさらに大きくなる
・・・
S:そうだったのか
コイツむやみに俺の人生を邪魔していたわけじゃない
単に病気とか害じゃない
言いたいことがあってずっと居たんだ!
自分の体に腫瘍があると解ってから、ハハはこれまでの人生を振り返った。
そして、自身をどれだけ押さえつけてきたかに気づいて、泣いていた。
苦しみから逃れたい、そう心の奥で思っていたら、病という形になったと。
体は弱っていたけれど、最後の最後にじぶんのやりたいように生きた。
じぶんのいのちをしっかりやり切ったのだと思う。
彼女が自分を抑えたままで逝かず、葛藤して生きたことは身近で見ていたわたしの宝だ。彼女があそこまで生きたから、わたしも生きようと誓った。
病気があるとかないとかはおいておいて、
きっとじぶんをごまかさないこと。
どれだけくだらなくとも、ふざけてても、そんなじぶんと向き合うこと。
ずっとこころのなかに、留めておきたい、たいせつなこと。