風の停留所

母の看取りをきっかけに意識や生と死について探究しています。内側に湧いたものを表現する練習中です。

thinking

フランスの哲学者サルトルの名言に、

”My thought is me: that's why I cannot stop thinking. I exist because I cannot keep from thinking."

(思考こそ私である。なので思考することを止めることはできない。思考することから逃れられないゆえに、わたしは存在する。)

 

とあります。

 

これを始めて目にしたとき、ほー!分かるような分からないような・・・と頭がぐるぐるしましたが、とても印象に残った言葉でした。

 

自分の性質を分析してみると、

思考することをとても重要視していることに気づきました。

考えることが好きというより、そこに対しての欲がある。

 

いろんな角度から見てみたい。

いろんな話を聴いてみたい。

本質がどれなのが吟味したい。

ひとつのことについて、粘っこくしつこく考える、そういう性質が自分にはあるようです。

 

 

それゆえ瞬発力はなく、即答するのも苦手。

でも本質か本質でないかのセンサーは日々の鍛錬で感度を挙げてきているので、

「あ、このひと思ってることと言ってることに誤差がある気がする」とか

「言葉に力が入ってないな」とか、すぐに反応します。

これはもう勝手に脳が働いている機能で、自分の言葉に対しても厳しく精査しています。「今嘘を口にしたな」とか。それゆえ自分自身が傷つくこともあります。

 

ずっとこの”考えすぎる”自分が嫌だなと思ってきました。

どうみても、重い・ネガティブ・付き合いづらいやつ に見えるだろうって。

 

 

でも方向性を変えてみました。

わたしのこの止まらない思考はわたしの特技にしてしまおうと。

重たい、しつこいなんのその。

 

ネガティブもポジティブも関係なく、一から100まで考える。

そういう人間なんだから、それをやりきってしまおう。

自分を無理に設定変更しなくてもいい。そのままいっちまおう。

 

 

 

深く深く考えることは習性として、それを表現していきたい!というのが今の想いです。

思いはぐつぐつと沸き立っているのに、なかなか言葉が見つからない!

ブログで自分を出す練習はまだまだ続きます・・・

 

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