その不器用さが愛おしい
自分のことを不器用だな、と想いますか?
わたしはしょっちゅう想います。あー、やっちまった。うげ、これ忘れてた。あぁ、また人を傷つけちゃった。なんでダメだとわかっててそれやった?などなど、日々落ち込みのオンパレードです。忘れっぽいし、注意力も散漫。こころのなかで、このくそ野郎!と叱咤する自分がいつもいます。
今関わっている人は障害の診断を受けた人たち。それぞれに特性があって、ペースがゆっくりだったり早かったり、こだわりがあったりする人たちが多いです。
そんな人たちと日々一緒にいると、毎日バタバタしたりげらげら笑えたり焦ったり怒ったり、まぁ同じような日、というのはなかなかありません。
合う人もいればあんまり合わない人ももちろんいる。それは障害とかに関係ないのかもなぁ。
わたしもでこぼこした特性を持っていて、
隣に座るひとも違うでこぼこを持っている。
その”でこぼこ”を一緒に笑っていられるひともいれば、
”でこぼこ”を快の方に感じられないひともいる。
それはどんなひとに対しても一緒。
「その”でこ”はわたしには合わないんだけどあなたのその”ぼこ”はなんか好きなんだよねー」
なんていう場合も結構ある。
みんなどこかしら不器用で、がたがたしてて、弱くて強い。
生きていくということは、誰かのでこぼこに出逢うこと。
生きていくということは、わたしのでこぼこを持って歩むということ。
合わなくても、だいじょうぶ。
すごーく探せば小さいけれどぴったりあうでこぼこがきっとある。
もし見つけれなかったら、
笑顔でまたねと言って離れればいい。
不器用なひとばかりのこの星で、
明日は誰に出逢うのだろう