風の停留所

母の看取りをきっかけに意識や生と死について探究しています。内側に湧いたものを表現する練習中です。

振り返って視えたもの

 あっという間に9月。2021年も半分を過ぎた。

書くことに対して、ちょっと質を求めすぎていたんだろうと想う。読みやすいだとか、内容が伝わりやすいだとか。ブログだけじゃなくて絵もかくスピードが遅くていつまでも完成しきれないのも形をもとめすぎていたのかも。頭の中でもがいて書くこと自体をやりきれない自分のお尻をたたく。

今日は思いつくまま、手を動かしてみよう。

 

半年で何ができたかと言えば、できたこともできていないことも山のよう。

引越できたこと。これはよかった。ウジウジ「どうしよっかなー」の時期を乗り越え、ほっぷ・すてっぷ・じゃーんぷ!と新しい環境へ。

前よりも少し広いだけで解放感が違う。身体も引っ越してからの方がこらなくなった。

住宅街でも開けているのが気に入っていた選んだアパート。引っ越して1か月で目の前に新築工事が開始されたけれど、更地から家が建つ進捗を見るのはそれはそれで興味深い。

家ってあっという間に建つんだなぁ。壊すも創るも大きな変化。

 

この半年は、遠出もしていないし、他人にもあまり逢えていない。あっという間に毎日が過ぎていった感覚もある。

その中にも嬉しい・哀しい・悔しい・虚しい・安心感・歓びなどいろんな気持ちが重なり合っている。

 

みんな、がんばってきた、よね。

金持ちも貧乏も男も女もこどもも高齢者も、皆みんなストレスやら生きにくさを感じながら過ごしてきているだろうなぁ。それはワクチンの有無やマスクの着用に関わらず、だ。迷いやとまどいながら選択して生きていくのはたやすいことではない。

 

わたしには神様にお仕えするお仕事をする牧師さんや巫女さんが知り合いにいる。

彼らは連絡を取るたびにわたしのしあわせを祈ってくれている。

ありがたい。どうしてそんなに大きくいられるのだろう。

 

彼らのようにはなれないけれどお祈りしてくれているわたしの存在をわたしは大切にし

うと想う。これも最近になり芽生えてきた感覚だ。

 

オンライン上で知り合った知人がいっていたことが印象的だった。

ここ最近を振り返った時、「人生は福袋だ」と思ったという。

福袋の中には、自分の好きなものもあるが、望んでいない物もはいっていることがある。でも入っているぜんぶを受け入れて楽しむ。人生も同じだよ、と。

なによりそう語る彼女の顔がきらっと輝いていた。軽やかで強いひとだった。

 

さぁ9月は始まってしまった。スタートダッシュは遅れてしまったが軽やかに与えられたものすべてを堪能する時間を過ごそう。

f:id:momonootayori:20210904001950j:plain