決める練習
わたしたちは日々決断を迫られている。
何時に起きる
どこへ行く
何を食べる
何をする
何をしない
何を得る
何を手放す
時に意識しながら、時に無意識の中でいろんなものから一つを選ぶ。
今日履く靴下から、食べるお昼ご飯、連絡する相手も、伝える言葉も。
選択肢は実はたくさんあって、その中でたったひとつを選ぶ。
わたしは優柔不断だ、と想う。いや、想っていた。
今引っ越し先を夜な夜な検索しているが、なかなか進まない。
田舎町とはいえども、いくらもあるものの中から、これだとひとつ選ばなければいけない。
当たり前だ。2つも3つも選べないし、どれかを選ばないと、使うことはできない。
調べながら、自問自答を続ける。自分が大切にしたいことは何か、譲れないことはなんなのか。
最終的にはひとつ選ぶ。決断をする。
決断するときに必要なのは、決めてしまうということだと思う。
・・・当たり前だ。当たり前のことだけど、こころのなかで、「よし、これでいく!」と宣言してしまうことって結構大切なような気がしている。
決断するのは時に怖い。わたしはビビりマンなので、「決め・・・やっぱちょっと待って!」みたいなことがよくある。
勇気を使って震えながら決めてしまう。
どきどきしながらも決断する。
毎日まいにちその連続。この世界から旅立つ頃には少し慣れるのだろうか。
選ぶという自由は、怯えながらも進む自分を認めるということ