風の停留所

母の看取りをきっかけに意識や生と死について探究しています。内側に湧いたものを表現する練習中です。

決める練習

わたしたちは日々決断を迫られている。

 

何時に起きる

どこへ行く

何を食べる

何をする

何をしない

何を得る

何を手放す

 

時に意識しながら、時に無意識の中でいろんなものから一つを選ぶ。

今日履く靴下から、食べるお昼ご飯、連絡する相手も、伝える言葉も。

 

選択肢は実はたくさんあって、その中でたったひとつを選ぶ。

 

 

わたしは優柔不断だ、と想う。いや、想っていた。

 

今引っ越し先を夜な夜な検索しているが、なかなか進まない。

田舎町とはいえども、いくらもあるものの中から、これだとひとつ選ばなければいけない。

当たり前だ。2つも3つも選べないし、どれかを選ばないと、使うことはできない。

調べながら、自問自答を続ける。自分が大切にしたいことは何か、譲れないことはなんなのか。

 

最終的にはひとつ選ぶ。決断をする。

決断するときに必要なのは、決めてしまうということだと思う。

・・・当たり前だ。当たり前のことだけど、こころのなかで、「よし、これでいく!」と宣言してしまうことって結構大切なような気がしている。

決断するのは時に怖い。わたしはビビりマンなので、「決め・・・やっぱちょっと待って!」みたいなことがよくある。

勇気を使って震えながら決めてしまう。

どきどきしながらも決断する。

 毎日まいにちその連続。この世界から旅立つ頃には少し慣れるのだろうか。

 

 

 

選ぶという自由は、怯えながらも進む自分を認めるということ

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