風の停留所

母の看取りをきっかけに意識や生と死について探究しています。内側に湧いたものを表現する練習中です。

2021-01-01から1年間の記事一覧

おとなの豊かさ

大人になった時・・・おとなになって・・・るのかなぁ。 定めされた年齢はとっくに越しているけれど、自分で「大人になった」と実感できたことがあまりない。 ある日突然に「おとな」になることはないような気がしている。年を重ねるごとに経験も増えた。色…

わたしの伴走者

今日はなんだか日差しがぽかぽかしていた。 数日前は凍った車のドアを開けたらバリバリ鳴ってたのに。 毎日、当たり前のように変化してるんだな、天気は。 * ハハが旅立った時、自分の中でいろいろな感情が泉のようにあふれかえり、爆発した。 衝撃的な感動…

まず動く。

職場で利用者さんと工作をした。 始めて逢う人だから、どんな手が動くのか、考え方、好きなもの、なーんにもしらないところからのスタート。 今日は段ボールでギターを作った。ほんとに簡易的な、段ボールとゴムだけで作れた。 最初は、どうやって作るか戸惑…

弱い躰

昨日、こんな内容を書いていたら、 わたしをささえるチーム - 風の停留所 お風呂でぼんやり考え込んでいて、 くらっと あ、やばい。 思った瞬間によろけそうになり、 なんとか風呂場脱出し、脱衣所に座り込む。 濡れたまま服を被って、部屋まで戻ってごろり…

わたしをささえるチーム

今日もわたしは生きた。 生き延びた。 ごはんも食べて、体も動かして、 頭を使ってひーひー考えた。 ゴロゴロ寝転がった。 臓器と骨と筋肉とぽっこりの脂肪にささえられて、 わたしというにんげんが画面の前でパチパチと指を動かしている。 この世やらあの世…

自分らしくという呪い

自分らしく、という呪いがある。 もっと自分らしくいたい、とか自分を出していきたいけどどうしたらいいんだろう・・・、とかそういう風に思って葛藤していたことがある。 自分の個性ってなんだろうとか、とにかく自分の見せ方にうんうんうなっていたような…

いのり

たいそうなこともできないちいさなにんげんだけれども、 一日のうちのほんの一時、祈る時間に充てたい あたたかい布団でゆっくり休めますように なみだをながしてもいいと、じぶんを赦せますように 今日も生きたぞ、と想えるだけでいいのです どこに住んでい…

ちいさい自分に声をかけるなら

はじめてのおつかいがやっている。 www.ntv.co.jp こどもたちが奮闘する恒例の番組。 「がんばって」と言われて「がんばれない~~~!」と言ってしまったり、 買い物のビニール袋がずたずたに破れたり、 雨にぬれたり、犬にほえられてびっくりしたり、転ん…

言葉は刃

今日たまたまついていたテレビで、 www2.nhk.or.jp コロナ禍に自宅からラジオを発信している大学生が、学生たちの声を聴き、その現実をどう受け止めるのか、どう向き合うかを追ったドキュメンタリーだった。 その中で、ずっと発信を続けていた大学生が、自分…

全部、ご近所

SNSで過去の投稿が出てくる機能を見ていると、9年前の自分の投稿がでてきた。 アメリカ留学するって決めた時母は、「よかったー行きたいのがアメリカで。宇宙だと逢いに行くのがちょっと難しいし、時間もかかるけど、アメリカなら1日くらい有れば逢えるしね…

とげがあるのは生きているから

鍋を作る。白菜は祖母がつくったやつ。売り出すものではないので形がちょっとイビツ。紫外線を浴びているからか、葉っぱが分厚く硬め。 洗っているとちくっと手に痛みの感覚が。 あ、よーーく見ると、白菜って葉っぱにとげが生えている。 めいいっぱい生きて…

問われていること

去年から「不要不急」ということばをよく耳にする。 その度に、不要不急ってなんだろうと考えるが、すっきりとした答えはでない。 不要不急・・・必ずしも必要とせず、また急いで行なう必要がないものやこと。 うん、分かる。いのちを守るためには、やるべき…

目に見えないもの

実家で過ごしていると、テレビをつけている時間が長いことに気づく。 自分のアパートにはテレビは置いていないが、ネットで見れることも増えたし、見たいものだけ録画しておいて溜まったら見るようにしている。 テレビをずっと流していて気づくのは、CMの多…

受け身

今日たまたま読んだ記事に印象的な言葉が。 災害の多い日本では、自然とどう付き合うかが最大のテーマだ。うまく対処する、それが「しあわせ」だが奈良時代では「為合わせ」と書き、合わせる相手が天だから、「運命」とほぼ同意だった。室町時代には「仕合わ…

メッセージ

ドラマ逃げ恥、よかったなぁ 火曜ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』|TBSテレビ わたしは未婚だしこのままの予定だけど、選択制夫婦別姓が進んだらいいなぁと思う。 改めて、選択できるっていうのは声をあげてきた過去があるからなんだなと気づいた。 いつか…