わたしをささえるチーム
今日もわたしは生きた。
生き延びた。
ごはんも食べて、体も動かして、
頭を使ってひーひー考えた。
ゴロゴロ寝転がった。
臓器と骨と筋肉とぽっこりの脂肪にささえられて、
わたしというにんげんが画面の前でパチパチと指を動かしている。
この世やらあの世のしくみはわたしにはわからないけれど、いま自分がそんざいしているのは、ここにからだがあるからだ。
有限の世界で、肉体があるからわたしは色々なことを体験することができている。
飛び跳ねるぐらいのご機嫌も、この世のすべてを恨みたくなるほどの絶望も、全部奇跡的に起きていることだ。
いつこの世界を離れることになるのだろう。
もしかしたら明日、1か月後、1年後かもしれない。
臓器たち、骨も肉も脂肪も、細胞も、ぜんぶ全部。
わたしというにんげんを支えてくれる仲間たち。
わたしが気にしようがぼーっとしてようが、365日1分1秒、休みなく働いているすごいやつら。
乱雑に扱うことも日々あるけれど、ちょっと衰えてきてたりもするけれど、
ずっと一緒に走り続けてくれてありがとう。
ちいさな仲間が集まって、はじめてわたしがここに居る。