風の停留所

母の看取りをきっかけに意識や生と死について探究しています。内側に湧いたものを表現する練習中です。

最後には豊かに

急に寒くなった気がする。

ふとんから出るのに、毎日勇気を使っている。

一日の始まりに勇気が必要なんて、早くないか?そんなんで一日過ごせんのか?と想うけれど、そこを乗り越えた自分をとにかく誉める。そうすると、わりと一日過ごせるものだ。

いちいち自分を認めてあげる。頑固でなまけものなのに生真面目なわたしのライフハック

 

 

 

今日はチチが生まれた日。

週末だが年末も近いため一日仕事だったよう。眠そうに帰宅したのも夜の9時前。

体を壊してしまわないかなぁ

 

 

ハハが旅立って2回目の誕生日。

居てほしいひとがいないことを、どれだけチチは乗り越えてきたのだろう

淋しさを持ちながら生きるって、ほんとうにつらいことだ

まぁ、生前のハハはチチの誕生日でも普通にでかけていたから一緒に過ごしてはいなかったはずだけど。

 

チチは今しあわせなのだろうか

 

 

もし、じぶんが神様だったとしたら、

自分が創りだした存在が、毎日淋しいと涙している姿を見たら、どう感じるだろうか

 

泣くなよ、なんて言えんよなぁ

何もできないけど、泣きたいだけ泣きなさい、そう言うだろうか

 

 

そう想うと、

チチがちいさく見えた。

 

 

かみさまはどうして、こんな経験をさせるのだろう?

 

 

生クリームをかき混ぜながら、ぼぉーっと考えていた。

 

人生はつらいことも、重たいことも望まぬともいくつもやってくる。

一瞬のゆるやかさ、気の抜ける瞬間、笑える瞬間があれば

きっといちばん最後に見返したら豊かだ

そう信じている。

 

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