風の停留所

母の看取りをきっかけに意識や生と死について探究しています。内側に湧いたものを表現する練習中です。

上から見た景色

アルコール消毒を頻繁にしているからか、例年になく手が荒れる。

夏のじっとりした湿気がもはや懐かしい・・・かさかさでビニール袋がめくれない時の切なさと言ったら!慌てる時ほどまったくめくれないんだよなぁー

 

 

 

昨日は夕飯を作る時間がほとんどなかった。

慌てふためいて買ってきたコロッケとヒレカツをあたため、卵スープ、もずく、そしてきゃべつの千切りを鬼の形相で作る。

 

わたしは料理が苦手な方だ。

料理には関門がいくつもある。

一つは、献立を考えること。もう一つは複数の動作を同時進行すること。

特に二つ目が苦戦するところだ。

今回も千切りに奮闘していたところ、鍋を焦がし、こんにゃくの煮物が食卓に並ばずにサヨナラした。

 

こういう時の失望感は実際のダメージよりも2倍、3倍で押しかかってくる。

 

 

「・・・・あ``-もう、めんどくさい!」

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たぶんこんな顔

 

 

・・・!

無意識で言った言葉に自分で驚いた。

 

なんかすごくイライラしてんじゃん!

 

 

 

・・・

 

そうか、イライラしてるとき、わたしは「めんどくさい」と表現する癖があるようだ。

先週もばたばたしている(これまた調理中・・・)時に「めんどくさいなぁ!」と叫んでいた。

 

めんどくさい=非常に気持ちに余裕がない、の意味であると判明。

 

そういう時は、

その場から離れる

ひとりになる

寝る

寝る

寝る

 

これがとにかく必要だと想っていたけれど、今回は、「はっ、自分イライラしてるわ!」と気づいたらイライラがすぅーーっと引いて言った感覚があった。

不思議だ。睡眠がとれたわけでもないし、焦げた鍋が元に戻るわけでもないのだけど、自分の状態を自覚するだけで、冷静になっていく自分がいるのだ。

それからは淡々と千切りを続けた。

 

 

 

じぶんがいまどんな風か、かみさまみたいに見つめてみると、感情に振り回されずに過かも、いや振り回されているままでも穏やかにすごせるかもなんだなぁーーと新たな発見があった日でした。

 

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