風の停留所

母の看取りをきっかけに意識や生と死について探究しています。内側に湧いたものを表現する練習中です。

繊細さのかたち

最近よく書店やネットで「HSP」という言葉を見かける。

「わたしHSPの気質があって・・・」という友人もちらほらと見かけるようになった。

聞いてすぐは「ふーんそうなんだ」ぐらいの反応だったが、

改めて自分はどうなのだろうと、調べてみた。

 

ネットでの検索、25問でいろいろ分かるなんてすごいなぁ。

サイトによると、

HSP 内向型

・HSE 社交的なHSP

・HSS 内向的で刺激に対してポジティブ

・HSS型HSE 外向的で刺激に対してポジティブ

 

と四分類もあるそうだ。

サイトの診断の結果、

HSP 92/125

・HSS 88/125

 ・HSE 91/125

どれも中程度とのこと。

んーどれかが突出しているわけではないというのはどういう意味なのでしょう?

 

サイトによると、必ずしも一種に特性がでるわけではなく、状況や環境によっても変わってくるとのこと。

あくまでHSPかどうかが重要ではなく、傾向を知ることが生きる上でのヒントになるよ!とのこと。

 

中程度とのことなので、これで自分がHSPなのかは分からないけれど、

違和感を感じてきたことって、この性質のせいなのかぁー!と肩の力がほっと抜けた。

 

光の刺激に弱かったり、

人の感情に大きく揺さぶられたり

とても弱い。

 

一方で、じっとしていることが苦手。

刺激が必要。

意識から抜けると人の話に集中できない。

人と関わりたいが、ひとの感情に自分も左右されまくるのですぐに疲労する

ひとと関わることをバロメーターにしながらも、ひとが多い場所ではなんだか落ち着かず調子を崩す。

日本人もあまりいないところへ留学した話をすると、「すごいねー」と言われることがあるが、当時のわたしは〈じっとしている・実家でそのまま暮らし続ける〉ということにしんどさを感じ、飛び出しただけだった。なんにも、これっぽっちもすごくない。

行動力というよりも、何が怖いか、その対象が「その場に居続けること」なだけだと思う。

 

 

にんげんって複雑に生まれてきている。

 

社交的でかつ内向的で刺激を求めている繊細なひと。

 

んーむずかしいやつだな・・・

 

 

5人に1人はHSP傾向だと言われている。

結構な数の人がHSPなのではないだろうか。

調べたりしてないだけで特性をもった人がたくさんいるのだろうな。

ほんとにHSPかどうかが重要ではなくて、

これが苦手、これは気になる・気にならない、みたいなのはそれぞれのひとで必ず出てくるだろうなと思う。

じぶんの当たり前が他者と違うということに気づかないこともたくさんあるだろう。

 

 

多くの人が生きづらさを抱えているなら、

もっと生きやすいように変えていけたらいいのにな

 

大多数の意見に合わせなきゃ、の大多数は

意外と多くなかったりして。

 

みんなそれぞれ苦手な刺激とか環境とかあることが分かったら、

無理に我慢を強いることなく、

認め合っていくことは本当にできないのだろうか。

 

 

自分のことやまわりのこと、認めていけば、ばらばらのみんながもっと生きやすい生き方が増えていくのではないだろうか。

 

 

未来を明るくするのは自分自身だ

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