きっと だいじょうぶ
ふいに思い出した
こどもの頃
言葉のせかいがよくわからず 先生になにかを叱られ
せかいの居心地の悪さにおびえていたこと
何かに不満があっても表現ができず
ただただ悔しさを吐き出すため
頭を壁に打ち付けて 全身を引っ掻いていたことを
その時はそうするしか方法をもっていなかった
息の仕方もわかんなかった
時は経ちおとなと呼ばれるようになって
福祉というせかいに居る
むかしのわたしのように
ことばのせかいでもがいているひとたちがたくさんいる
そんなひとたちの背中をそっとさすりたい
むかしのじぶんをだきしめたいのかもしれない
だいじょうぶって伝えたいのは 内側に居るこどものじぶん
あのときのじぶんも めのまえのかれらも
だいじょうぶ と想えるあしたまで きっともうすぐ