風の停留所

母の看取りをきっかけに意識や生と死について探究しています。内側に湧いたものを表現する練習中です。

まったくそのままのじぶん

新しい職場に入って数週間。

あーついにやってしまった。作業に夢中になって、予定をすっぽかしてしまった!

まぁ、今までもよくやってきたことですが、しょうがないやつだわぁ。

夢中になると、それを切り替えるのって難しいなぁ。

 

 

 

壇珠さんの毎日投稿を読む時間がすきだ。

いつも読むたびに驚きと、じーんとこころ動かされるものがある。

書いている内容は芯の部分はいつも同じようであるのだけれど、毎度「はっ!そうだったのかぁ~~~!!!」と衝撃を受けている。

 

一昨日の記事がすてきだった。

note.com

 

こうしてまず、「自分のことを、いじくって変えることのできない他人のように観る」こと。この最初の一歩が大事だとわたしは思います。

自分のことを「変えられるもの」「自分の好きにできるもの」と考えるのではなくて、「預かったもの」「自分のものではないもの」「自分にはどうにもならないもの」として観てみることが大切だと思うんです。だから、本来は、受け入れるも受け入れないもないのですよね。受け入れる、受け入れない、という二択から脱却することだと思うのです。そこを突破する。

「あるがままの自分を受け入れていない」と自分では思っていても、もうあなたは「その自分として”生きて”」いますよね。わたしたちは、すでに自分という人として存在しています。だからもう、それを受け入れるためのなにかを、しなくていいんです。「もうこれですでに受け入れていると同じなのだな、これが自分なのだな」と諦めることをいうのだと思います。

 (中略)

わたしたちは、今よりもベターな自分というものを、今この瞬間には持ちえません。だから毎瞬毎瞬の自分が持っているのは「今ここにいる自分だけ」だということを今一旦知ることが大事だと思います。受け入れても受け入れなくても、すでにその自分を体現してその自分を生きていますから。

他者を愛するというときには、その人を自分の思い通りに変えようとはしないですよね。「変われよ!愛したいんだからこちらの気に入るように変われよ!」って、言いませんよね。このことはわかりやすいのです。そんなことを思ってしまうだなんて、もうすでにその相手のことが大好きですよね。

同じように、自分を愛するというとき、自分にもその「変えようとしない愛」を向けていますか、ということなんですね。それに、自分に対して「ねえ変わってよ!」と思っている時点で、ほんとうは自分に首ったけなのです。

 

もうほんとは全文を引用したいくらいなのですが、頑張ってピックアップしたところ、特にぐっときたところ。

 

「ありのままでOK」という言葉はわたしの周りでよく聞かれます。そんな歌も流行っていたような。

でもそういう言葉を発している人の中にも、

「うん、そうだよなぁ」って想えるひとと、「なんか顔が必死だなぁ」と想うひとがいます。

その違いは何だろう?とずっと思っていました。

 

もしかしたらわたしが聴いた人の中には、

「ありのままでOKなはずだ!」とそこに囚われているひとが居たのかもなぁ…なんて思いました。

 

自分のことを考えてみても、

「ありのままでいい」とは言い切れないものがどこかあって、

それでいて、

「あーなんで○○なの」

「あーいやだ。こんな自分なんて」って想うことが、すごくあります。

 

そんな風に自分に不満を持ち続けていることさえ、ずっとその状態だと自覚がないのかもしれません。

 

数秘をみてもらった時、

「なんで自分を拒否してるの?」と突っ込まれ、頭が真っ白になった。

あぁ、こんなにも拒否しつづけていたのかと、その時やっと気づいた。

 

「あぁこんな自分って、、」と想っているのも自分の一部。

ただ目線を代えるだけでいいのだなぁ、と

 

「つらい」とか「不幸」だとか、

そういう意識から外れていくのかもしれません。

 

諦める、というより、「あぁそうなんだ」と知ることが大切なのだと。

 

それから「このいのちを預かっている」という意識がとってもすてきだなぁと想いました。

わたしのいのちも、あなたのいのちも、みんなみんな天からの預かりもの。

平等っていうのはそういうところなのではないかと思います。

 

 

自分というのは距離が近すぎて、よくわからなかったり、それゆえに周りからの意見に左右されることが多いのかなと思います。

わたしのいのちも、あなたのいのちも、

みんな期間限定の預かりもの。

そう思うと、じぶんのことも、ほかのひとのことも、境界線はうすくなって愛しくなっていく気がします。

 

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