風の停留所

母の看取りをきっかけに意識や生と死について探究しています。内側に湧いたものを表現する練習中です。

いかりとは、なんぞや

わたしは怒っていた

さっきまで 燃えるように怒っていた

自分がたいせつにしていたものや

エネルギーを出して作り上げたものを

たいせつにしないでほかられてしまったと想ったからだ

なみだが一粒、こころのおくに落ちていった

 

 

 

しばらく怒りに燃えた自分を もう一人の自分が見つめていた

ただただ見つめていた

 

たいせつだったのね?と私はつぶやいた

 

たいせつにしてきたからこそ、こんなにも怒っているのだ

悔しくて憎らしくてたまらないのだ

 

こうしてまたひとつじぶんのなかの塊を知った

 

いかりとは

自分発見器、だったのだ!

 

 またひとつ、じぶんに出逢った

そんな日