風の停留所

母の看取りをきっかけに意識や生と死について探究しています。内側に湧いたものを表現する練習中です。

脳と身体の体験記(恥日記)

なんてこった。詐欺にあった。

 

・・・と、慌てふためいた。(勘違いでした)

 

引越を控えてもろもろの手続きを進めていて、最近はばたばたとしておりました。そんな中携帯にメールで連絡で「支払いについての手続き案内」が来て、手続きってどんどん便利になってきてるなぁ、なんて思いながらポチっとして、夜ふと連絡がきた番号を調べて、検索結果に「詐欺」の文字が載っているのをちらっと見て(後でよく見ると別の番号の口コミ情報だった)、

「さ、さ、詐欺ーーーー!!!!!」

 

と絶叫し、車に飛び乗り、アパートへ。パニックのまま銀行の夜間コールセンターへ。

電話を掛けながらもう一度番号確認すると、ちゃんと正規の会社からの連絡で、別にお金も引き出されたりとかしていない。

・・・お金取られてないの???

いったんコールセンターの電話を切り、電話番号を20回ぐらい調べると、正規の会社の名前がすらすらすらと出てくる。

 

詐欺にあって、ない。

 

安堵と恥ずかしさと情けなさとで脱力しました。

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花を見て落ち着こう

 

 

落ち着いたのでブログを書いているわけですが、この詐欺にかかった(と思い込んでた)時間のこころの動きと身体の変化を思い返すと、なかなか面白いなと想いました。

 

①詐欺にかかった(と思い込んでる)に気づく→全神経がスマホ画面に集中。頭の中が真っ白。そしてものすごくぐるぐるする。一気に体温が上がる。息するのも忘れそうな勢いで家を飛び出す。

②車に乗って移動→はやく確認をしたい気持ち500%。信号よ青になれと念力を飛ばす。でも頭の片隅に、こういう時こそ安全運転しないと絶対にダメ(教訓)と叫び続ける自分の声も聞こえていた。そして走馬灯のように過去のお金の想い出(初任給とか)が頭の中を駆け巡る・・・泣きそう・・・え、今日から無一文に・・・?

夜で気温も下がっていたが、上着を着る余裕なし。とにかく熱い。

③カスタマーセンターに電話する→焦ってしどろもどろで話せない。おねえさん、早くなんとかしてください、わたしのお金を・・・どうか・・・お願いします・・・

④勘違いに気づく→あれ?なんか間違ってないかも…え?え?え????頭がまっしろ(2回目)。ほんとに勘違いなのか疑って、どれが本当か脳が処理できなくなる。間違いに気づくとまたほっぺが熱くなる。恥ずかしさに発狂する。

 

にんげんって、思考(脳)が身体をコントロールしてるんだなぁっと体感できてしました。寒い夜でもパニック中は身体がぐわっと熱くなって、他の情報を処理しようとせず、集中しようとする。(安全運転できてよかった!)

どうして身体が熱くなったりするんだろう?子ども科学電話相談に聴けたらよかったな。

www4.nhk.or.jp

 

早とちりもそろそろ卒業したいですが、性質上これからもたくさん失敗しそうです。とりあえず生きてるし笑えてるし、よし。

 

コールセンターのおねえさん、いいひとでした。恥ずかしすぎて「勘違いでした、すみません」と伝えようとしたら、違う担当の人で(当たり前)、わざわざ内線繋いでもらってかえって手間ひまをとらせてしまった・・・。夜中にほんとうに何をしとるんや・・・。

 

 

読んでいるみなさまも詐欺にはお気をつけください。

あと勘違いにも・・・

早まらずに確認も忘れずに・・・